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大学の「女性の働き方」というような講義でグループディスカッションが行われた。
テーマは「卒業後の自身の理想の働き方」というものだ。
人文学部の講義であったこともあり、講義は男女半々ぐらいの比率であった。
ちなみに筆者は20代男性であるが、女性の社会進出というテーマに関心があり、その講義を受講していた。
皆様の想像通り、女子学生の意見は大きく2つに分かれていた。
1.総合職として、いわゆる「キャリアウーマン」として男性と対等に勝負する働き方
2.一般職、派遣等非正規として数年間働き、「寿退社」をして家庭に入る働き方
あくまで筆者のケースで、すべてに一般化して語れるとは言い切れないが、
想像以上に2の働き方を志向する女子学生が多かったことに驚いた。
1と2の人数比率は、おおよそ半々ぐらいであった。
都内の私立大学で、偏差値的にもかなり高い部類の大学であるが、受験競争という男女平等な勝負を
実力で勝ち抜いてきた彼女たちが、就職の段階では「平等」よりも「女性としての特権」を選ぶと
いうことは、何を意味するのであろうか。
同じ班の女子学生は正直に語った。
「男性と、いや社会と闘うことはできる時代になった。だけど闘うこと、勝つことはできても、それが
必ずしも幸せだとは限らない。一度闘って勝ったからわかる。どちらも選ぶことができて、闘わずに幸せを手にできる選択肢を取る、ということ」
総合商社、金融大手、インフラ系などの、いわゆる「就職人気ランキング」。
これらの会社に内定が決まった学生は、揃って誇らしげである。
女子学生で、総合職に内定した学生は、自身の実力で勝ち取った内定と、今後の自身のキャリアに
胸をときめかせている。
一方で、同じ会社の一般職に内定した学生も、総合職と同じか、いやもしかしたらそれ以上に幸せ
そうな表情である。
同じ「専業主婦」でも、経由するプロセスにこだわり、選択肢をフルに使って手にする「専業主婦」。
これは、すごく贅沢な生き方なのかもしれないと思う筆者である。